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STORY 1 SHIBAKAI Nouen Yuya Shibakai
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STORY 1

お客様の笑顔を想い、


心を込めて土に向き合う。

柴海農園 代表

柴海 祐也 様

千葉・印西で400年続く農家に生まれた柴海さんが、
大学時代に有機栽培と出会い、2009年から始めた「柴海農園」。
農薬や化学肥料を使わず、
植物性のたい肥や緑肥にこだわって栽培した有機野菜は、
食の安全や農の未来を考える一般のお客様や
飲食店の皆様などから、熱い支持を集めています。

野菜づくりに込めた想いやこだわり、
有機農業に対する未来の夢を、柴海さんに伺いました。

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    トライ&エラーの先に
    見つけたもの。

    柴海農園では、品目を絞らず年間約60品目を育て、常に15品目ほどを出荷しています。自然に合わせて、その野菜が一番健康に育つ時期にまくことを大切にし、種まきは年に約450回。そのための準備もあるので時々カオスになりますが(笑)、種まき・収穫・出荷を切れ目なく行っています。
    就農する際、普通はどこかで研修を受けるものですが、僕の場合、まずは自分でやってみようとトライ&エラーを繰り返しながら、オリジナルの方法を編み出してきました。実際、場所によってもやり方が違いますし、気候変動によって去年と同じやり方ではうまくいかないことも多い。だから毎年、工夫と経験を重ねた結果、今は、少量多品目から中量多品目へと生産量も増えています。

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    余計なものを入れず
    深い味わいの野菜を。

    「お客様に喜んでもらえる野菜をつくりたい」。その一心で、安心して食べていただける健康な野菜を追い求めてきました。大切にしているのは、余計なものを入れないこと。これまでの経験で、野菜は畑に合わせた品種を植えれば、肥料を与えなくてもよく育つことがわかってきました。土壌分析をして畑との相性を見極めて、その土に合う野菜を育てています。
    土づくりにもこだわっていて、有機野菜の栽培には動物性の堆肥も使われますが、うちの農園では野菜が病気にかかりにくい植物性の堆肥や緑肥を使っています。植物性の堆肥や緑肥は土の中の微生物を豊かにし、野菜をゆっくりじっくりと育ててくれる。そうすると野菜の味の深みや旨味が違ってくるんです。「これ柴海さんが魂こめて育てたにんじんだよね」と、使う方、食す方に伝わるような、そんな野菜をお届けしたいです。

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    有機農業の未来を見つめ
    挑戦はまだまだ続く。

    おいしいけれど規格外。そんな野菜の有効活用を考えて、ピクルスやジャムなどの加工品の製造・販売にも取り組んでいます。最近は、有機野菜のおいしさをもっと知っていただくために、農家ならではの出張料理サービスも始めました。
    今後の目標は有機農業の強みを伝えること。技術を体系化することで、お客様に評価されて安定経営が可能になる形をつくりたいですね。また、農業者が激減する中で、これ以上、農業と社会が離れないようにするために、農業の関係人口を増やしたいという夢もあります。
    その意味でも有機野菜を高く評価してくださる高善さんとは、これからも一緒に面白いことにチャレンジできるのではないかと考えています。たとえば生産者から「今、こんな野菜がありますよ」とシェフの方に提案するなど、これまでとは違う流れで野菜を楽しく使っていただける方法を探っていきたいです。

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PROFILE

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柴海農園 代表

柴海 祐也 Yuya Shibakai

2009年に3反の畑の開墾から「柴海農園」をスタート。現在は約200件の個人宅、50件の飲食店、百貨店・道の駅などに有機野菜や加工品を届けている。スタッフ15名と力を合わせて健やかな野菜づくりに精を出し、新しい取り組みにも果敢に挑戦中。

https://shibakai-nouen.com/ 右上矢印
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